『蕃山の昼行灯』
解説
陽明学者の熊沢蕃山は、岡山藩主・池田光政に重用されて藩政の改革を手がけました。
しかし大胆で斬新な熊沢蕃山の手法は、一部の保守的な家老と徐々に対立するようになっていきます。
そして最終的に熊沢蕃山は追われるように岡山藩での職を辞して、城を去ってしまいます。
この時に彼は『蕃山の昼行灯』と呼ばれる過激なパフォーマンスを行いました。
まだ明るいと言うのに提灯に火を灯して町を歩いてみせたのです。
この奇行には「岡山藩(の家臣)はこんな馬鹿ばかりだ」という皮肉が込められているそうです。
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