『名国司・藤原保則』
解説
かつて中央から派遣され、諸国の政務を行った国司という役職があります。
様々な資料を見る限りでは搾取などを行う人物が多く、概ね民からの評判は良くなかったようです。
しかし平安時代の岡山県に藤原保則という、人々から愛された国司が赴任してきた事があります。
余りの善政に感激した盗人が自首をしてきたという逸話まであります。
彼の善政は岡山の時だけではなく、他の赴任先でも藤原保則に関するエピソードが伝えられているそうです。
任期を終えて岡山を離れる際には、別れを惜しむ人々の訪問が絶えなかったそうです。
仕方なく秘密裏に小船で発ったというので、アイドル顔負けの人気だったのかもしれませんね!?
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