『期間限定藩主・森 長武』
解説
津山藩第三代藩主の森 長武は、就任当初より期間限定で退任する事が決まっている、いわば期間限定藩主でした。
本来は兄の忠継が跡を継ぐはずが急逝してしまい、その実子が16歳になるまでの間を任された藩主だったのです。
最初から期間が限られていた為か、在任中の長武の関心は専ら自身が隠居した後の足固めにありました。
隠居後は大名になりたいとの願いからあちこちにお金をばら撒くなどの根回しを行っていました。
しかし皮肉にもこの事が次に藩主である長成との確執に繋がります。
そして残念ながら、隠居後の大名という夢は叶うことはありませんでした。
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