『実業家・万納屋利吉』
解説
岡山市北区の清輝橋の北の辺りに、小さな橋がかかっています。
これは第一万納屋橋という橋で、1907年に個人の寄付によって出来ました。
橋の名前の万納屋はその人の名前に由来します。
この橋を架けたのは万納屋利吉(本名・坪田俊吉)という実業家です。
彼は日用品販売の商売で稼いだお金で慈善事業を広く行い、第一万納屋橋もその内の一つです。
彼の寄付による橋は他に2つありましたが、第二の橋は鉄筋コンクリートに作り変えられており、第三の橋は現存しません。
橋の架かる小原町町内会の案内によると、橋の他にも無料宿泊所の整備、学校への多数の傘の寄付など、様々な慈善事業を行っている事が伝えられています。
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