TOPコラムコラム・岡山の事件簿>11.倉敷市児島老夫婦殺人事件

『倉敷市児島老夫婦殺人事件』

事件の概要


 1995年、倉敷市児島の上の町で起こった殺人事件は、それ自体の冷酷さもさることながら、運命じみた出来事により時効を回避した事でも知られています。

 事件が発覚したのは1995年4月28日です。
 JR上の町近くにある民家で火事が発生、建物は全焼しました。
 焼け跡から住民の老夫婦の遺体が発見されましたが、死因は火事による焼死ではありませんでした

 犯人は遺体が見つかる前日の4月27日の夕方から夜にかけて住民夫婦を殺害した後、家に火を放って逃走したと考えられています。
 

その後の経緯


 発見された遺体は夫婦ともに頭部が切断されており、持ち去られたのか、未だに発見されていません。

 殺害現場である自宅が全焼た為、証拠になりそうなものの多くは焼失してしまいました。
 唯一凶器として用いられた包丁が被害男性の腹部に刺さっていたままになっている程度でした。

 頭部を切断や火を放つなどの残酷な殺害方法から、被害夫婦が何か恨みを買うようなトラブルに巻き込まれていたのではないか等と推測されていましたが、有力な手がかりが無いまま年月が過ぎていきました。

 回避された時効


 そして事件発生から15年が経過した2010年。
 当時の法制度では、殺人事件は発生から15年が経過した時点で公訴時効を迎える為、事件は2010年4月28日になった時点で、迷宮入りになる筈でした。

 しかし時機良く、刑事訴訟法の改正が進められていました。
 その中で殺人罪は公訴時効が撤廃される事になり、2010年4月27日に施行されました。
 この改正による訴訟時効の消滅は、改正が施行される2010年4月27日時点で時効が成立していない全ての事案に対して適用されます

 1995年4月28日に発生した倉敷市児島老夫婦殺人事件は、正にギリギリのところで公訴時効の適用を免れたのです。
 現在でも、岡山県警では情報提供を呼びかけていますので、何かご存知の方は下記URLまで連絡してください。

関連リンク:岡山県警【倉敷市児島上の町における殺人・放火事件



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関連リンク


画像:事件現場周辺の風景
画像提供:goolgleマップ



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