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河本の檳榔子

懐かしの!?岡山弁講座8 河本の檳榔子

解説

 とても古い岡山弁に、【河本の檳榔子(びんろうじ)】という表現があります。

 これはお金は持っているけれど、身なりに気を使わない人の事を表現する際に用いられる言葉です。
 河本というのは実在の人の苗字です。
 代々、惣年寄を務めた名家でしたが、いつも色褪せた檳榔子の着物ばかりを着ていた為に、そのように言われるようになったそうです。

 尚、河本さんがそのようにしていたのは、藩が推奨する質素倹約に配慮した為でした。
 実際には書籍の収集を好み、そちらには大金を費やしていたと言われています。


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