備中福山城跡を歩く6:城址の石碑

城跡周辺

 そんなこんなで辿り着けるのが、備中福山城址です。
 国の史跡に指定されている城址とは言うものの、実は残されているのは石垣空堀井戸の跡くらいしかありません。
 そもそも城としても一年程度しか利用されていないそうです。

 備中福山城は福山寺というお寺の建物に手を加えて城としたもので、それがこの地を舞台にした戦いである『福山合戦』の起こる一年ほど前です。
 足利氏との戦いに備えて大井田氏経さんがこの城を占拠して程なく合戦となり、その際に落城しているので本当に短期間しか存在していません。
 福山合戦は湊川の戦いの前哨戦ともされる戦いで、福山合戦の終焉から一週間後には湊川の戦いが起こり、やはり足利軍が勝利を収めているのです。
 しかしこの戦いは熾烈なもので、圧倒的に数で不利だった福山城の大井田氏経さん側は勝負に敗れはしたものの、勝った足利軍にも大きなダメージを与えました。
 期間は三日巻ほどの短い戦いですが、その激しさは計り知れません。


 ところでこの城址、遺物よりも記念碑のほうが多いのではないかと思うほど沢山の石碑があります。
 ページの冒頭にある大きな写真は城址の石碑で、すぐ上の左側の写真が山合戦から660年の記念碑右側が故将士の慰霊碑です。


 左側のほうは何の石碑かわかりませんでした…。右の方は忠霊の碑です。


 左側の方は福山合戦の詳細を記した石碑です。
 全て漢字という、僕にとって一番苦手な内容だったのですが、たぶん合戦の内容だと思ってもいいような、そんな気がしています。
 誰か判る方、正誤を教えてください。場合によってはこっそりと内容を書き換えます。
 右側は福山合戦で奮戦した大井田氏経を称える石碑です。

 どれも一つずつが立派な石碑なので見ていて飽きませんが、余り城の遺構が無いのにニョキニョキと石碑が生えている様は、ちょっと不可思議な風景でした。
 


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写真撮影:岡山の街角から


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