『トンボの献納機』
岡山県発の献納機はどこから?
戦時中に個人や団体が集めたお金で、国に戦闘機を納める事がありました。
それは献納機と呼ばれています。
岡山県で民間の会社からの献納機第1号が納められたのは1940年で、納めたのは学生服で著名なトンボ(献納当時の社名は帝国足袋)です。
献納機について情報の収集を行っているWEBサイトの「陸軍愛国号献納機調査報告」によると、九七式戦闘機を納めたそうです。
どうして献納を?
トンボが献納をしたのはどういった経緯だったのでしょう。
実は献納の経緯は明らかになっています。
当時のトンボは陸軍被服本廠の管理工場に指定されていました。
トンボの初代社長である三宅保正は、戦争から得た利益を自らの懐に入れることを快く思っていなかったそうです。
献納機は利益を国に返す為の手段だったのです。
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画像:『トンボ』
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