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駅名の由来:西川原駅(西川原・就実駅)
西川原駅
山陽本線の西川原駅は2つの駅名で知られています。
1つは西川原駅、そしてもう一つが西川原・就実駅です。
正式名称は西川原駅ですが、2つの呼び方があるのは駅誕生の経緯に関係します。
西川原駅は学校運営をしている学校法人就実学園の要望で生まれました。
駅の周辺には同法人が運営する大学があるので、通学の利便性向上が目的でしょう。駅の建設にかかる費用も就実学園が負担しました。
こうした経緯もあって、就実大学や周辺の住民からは就実の名前の入った駅名にする要望がありました。しかしJR西日本は特定の施設名を駅名にすることに慎重な姿勢をとっており、所在地の地名から西川原駅を提案しました。
この時に折衷案として、正式名称は西川原として、その代わりに駅名の表示や車内放送などは西川原・就実駅とする事で落ち着けたのです。
西川原の地名は旭川の南西にある川原を開発した土地であることに由来します。
旭川と駅の場所を知っている人は西川原の東を流れるのは百間川でしょ?と思うでしょう。地名が生じた頃は旭川が現在の百間川の筋を流れていました。
岡山城を整備する際に城の防備を高める目的で旭川の流れを変更したのです。
関連リンク:岡山城(旭川の流れの変更について記載あり)
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関連リンク
写真:西川原駅
写真提供:Googleマップ