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地名の由来:材木町
城下町の地名
築城に伴って整備された城下町の周辺には、職業に関する地名が多く見られます。
城下町で必要になるであろう職人を他所から呼び寄せ、職業ごとに一定の地区に住まわせるなどしたのです。
その為に職業が地名となるケースが多かったのです、
例えば今回紹介している津山市なら、細工町などは木工芸の職人が住んでいた町…というように、地名を見るだけでどのような人々が住んでいるのか判ります。
地名の由来
では材木町は材木商が誘致されたからついた地名なのでしょうか?
確かに木材帳には材木商が多く住んでいましたが、地名の由来は異なります。
材木町は津山城を作る際の材木置き場でした。
築城が終わった後も、城下町の整備で木材が必要となり、やがてこの地に材木商が居つくようになったそうです。
材木が先で、商人が後なのですね。
他の職人町とは、少し順序が違う材木町(ザイモクマチと読みます)なのです。