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地名の由来:西町
地名の由来
美作市西町はJR大原駅から西に位置する山間の地区です。
谷間になっている辺りに住宅と田畑が広がるのどかな一帯です。家の数は少ないですが、それぞれ立派な古民家と言った趣で耕作に向いた土地である事が伺えます。
地名の西はかつて地区内を流れる川の下流を西町村、上流を東(あず)町村とした事から生じました。
1881年に両村が合併して西町村となりました。作陽誌によると東町の石高は48石、西町は395石と東町が規模的にかなり小さな集落であったことが分かります。恐らく現在で言うところの編入合併だったのでしょう。
今も残る東町の地名
住所表示上は旧東町のエリアも西町に含まれています。
しかし現在でも東町の地名を見る事が出来ます。
それが美作市営大原バスの讃甘線のバス停です。
バス停の名称に「東町上」とあります。
独立した自治体としては消滅していても、しっかり地名が根付いていることが分かります。
市町村合併の際によく地名の消滅が嘆かれますが、このように地名と言うのはそう簡単には消えないものなのです。