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地名の由来:人形峠
地名の由来
鏡野町の岡山と鳥取の県境に人形峠という峠があります。
人形仙にある峠で、元々は打越越と呼ばれていました。
地名の由来は次のような伝説に由来しています。
かつてこの地に巨大なハチが棲み着いていました。
そのハチが人間を襲うので、なんとか退治しようと考え人形を囮にして退治に成功しました。
この事から人形峠や人形仙の地名が生まれました。
この伝説にはハチではなく、大蜘蛛が登場するバリエーションなどがありますが、人形を用いて退治したという点は共通しています。
恐怖の由来!?
人形を用いたハチや大蜘蛛退治の説以外に、神隠しになった子供に由来するという説があります。
峠道を子供連れで歩いていた母子が、濃霧の中ではぐれてしまいました。
母親は必死に子供を探しますが出会えません。
ようやく霧が晴れた時、周辺に子供の姿はありませんでした。
何故か子供によく似た人形だけが残されていた…というのです。
この伝説が形を変えて伝わったのか、人形峠には女性や子供に関連する心霊現象の噂が幾つかあります。