TOP>美作県民局エリアの地名の由来>津山市加茂町成安
地名の由来:加茂町成安
地名の由来
加茂町成安はJR美作加茂駅の南西に広がる地区です。
この地に内大臣の成安という人物が下向の途中で亡くなったという言い伝えがあり、その霊を祀る内大臣社という祠があったそうです。
そしてその名が地名として用いられるようになりました。
成安とは?
その成安という人物について調べましたが、残念ながら詳細は不明です。
何かヒントがあればと思い内大臣社についても調べてみましたが、こちら特に詳細な資料はなく、Googleマップでもそれらしい祠のデータは見当たりませんでした。
津山弥生の里文化財センターが発行している年報「津山弥生の里」(平成21年度、第18号)には成安についての言及があります。
成安地区は京都の公家である万里小 路家の領地であったことがわかっています。万里小路 家の地位は代々、内大臣になる家系です。(年報「津山弥生の里」(平成21年度、第18号)より引用)
これは成安内に残る内大臣という地名についての言及です。
もしかすると成安はこの家の人物で、そこから地名が生じている可能性もあるかも知れません。

-岡山の地名一覧へ戻る-
関連リンク
写真:成安の風景
写真提供:googleマップ