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地名の由来:壬生
壬生の地名の由来
壬生は美作市の北東部に位置し、地区の西側は吉野川に面し、東側は人家の無い山間部になっています。
地名の由来は部民制の壬生部(乳部とも)に由来します。
壬生は古代に皇子の養育に奉仕した人々を指し、それらの人々が暮らしていた地区である事から壬生の地名が生じたものと考えられます。
壬生の地名は全国各地で見られるものですが、由来は美作市のように部民制から生じたものの他に、水辺が転じた地名の場合もあります。
比丘尼城
地区東部の山にかつて比丘尼城が存在しました。
城主は赤松氏の春名内記が務めていました。しかし山名時氏に攻められ1361年に落城しました。
城のその後の歴史については不明瞭なところがありますが、15世紀や16世紀に城主が置かれた記録があり、使い続けられたのか、情勢に合わせて人が置かれたのは不明ですが、とりあえず使用はし続けられていたようです。
大原町史によると春名内記の妻が自害した場所を女郎森と呼んだとあります。