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中村

日本で一番多い地名って?

日本で一番多い地名は?


 日本中に様々な地名がありますが、中にはよく見かける地名があります。
 例えば繁華街で見られる「栄町」、昭和に改元された際に記念で地名とした「昭和町」などがあります。
 関東周辺では富士山が見える(見えた)事に由来する富士見の地名も多く見られます。

 では日本で一番多い地名とは何なのでしょう?
 答えは「中村」です。
 中村は村の中心部を意味する言葉です。同じような地名として村の北部で北村、南部で下村…といった感じで展開しますが、中心部は特にピックアップされる機会が多いので中村地名が多くなったようです。
 
 そしてほぼ同数に近い地名として新田が続きます。
 こちらは新田開発された土地である事を示します。新田開発が盛んになったのは江戸時代なので、地名としては比較的新しく残存率が高いという事も理由として挙げられるでしょう。

 尚、これらは国土地理院の「数値地図25000」に掲載されている地名からの調査です。
 

市町村名で多いのは?


 では市町村に限ると多い地名にはどうなるのでしょう。

 答えは「池田」の5件です。
 
北海道、福井県、長野県、岐阜県に4町、そして大阪府に池田市が存在します。その下には日高、朝日が続きます。

 以前は「大和」(やまと、だいわ、たいわ)が12市町村で用いられてトップでしたが、平成の大合併を経て多くの町村が消滅し、現在は3件のみになりました。
 日本の旧称として親しまれてきた地名ですが、平成の時代には余り重用されなくなっていたのでしょうか。


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