
人名由来の地名
人名と地名
世界を見渡すとアメリカのように人名が地名になっているケースが散見されますが、日本では人名の由来は多くありません。
日本は逆に地名が人の苗字になるケースが多いのです。
しかし新田開発が盛んに行われた時期には、新田に開墾者の名前がつけられるなど人名由来の地名も少なからず存在します。
続いては人名に由来する地名を幾つか紹介します。
人名地名アレコレ
市町村にも人名を由来とする地名があります。
有名な事例では北海道の「伊達市」があります。仙台の伊達家の分家である伊達邦成が入植して開発した土地なので、その名前から伊達市です。
ちなみに伊達家は福島県の伊達郡に由来しており、その経緯から同名の市である「伊達市」が福島にも存在します。
埼玉県の「鳩山町」は明確に由来とされてはいませんが、鳩山村として発足の前年に内閣総理大臣に就任した鳩山一郎にあやかったとする説があります。
著名人が由来になるケースばかりでもありません。
横浜市中区山田町は江戸時代に開拓された新田の一部ですが、地名は最初に居住した人物の名前から採られています。この山田さんについての詳細は不明ですが、他の人名由来の地名のような著名人ではないようです。