TOP>備前県民局エリアの地名の由来>岡山市北区・柳川筋
地名の由来:岡山市北区・柳川筋
柳川筋の地名の由来
岡山市北区の国道180号と53号が通る辺り、施設で言えば岡山中央郵便局がある辺りの道路の愛称が柳川筋です。
柳川筋が柳川と呼ばれる川が通っていた事が由来です。
現在では川は蓋をされて暗渠となり、上は道路になっています。
柳川は元は岡山城の外堀で、小早川秀秋が二十日で作り上げた事から二十日堀と呼ばれる堀がありました。
明治時代に入って堀の両側を埋め立てて川にしました。
1895年に日清戦争の勝利を祝して柳の木を植えた事から柳川と呼ばれるようになりました。
柳川筋が道になったワケ
現在では多くの車や人が行き来する柳川筋ですが、堀を埋め立てた当初は柳川筋の辺りを道にする予定はありませんでした。
埋め立てた土地は3万坪にも及び、多額の工事費がかかっています。
実はこれらの土地を売却することで、その費用を回収する計画でした。
しかし土地が売れなかった為に、道を作る事になったそうです。
もしこの時に土地が売れていれば、岡山の市街地は今とは違った様子になっていたのでしょうね。
通りと筋
岡山市街地には柳川筋の他にも沢山の道の愛称がありますが、実は一つの規則性があります。
あくら通りのように『通り』がつけられた道は東西に伸びている道で、道の方向が南北に伸びている場合は、『筋』(すじ)という表現が用いられています。
このルールを覚えておけば、『○○筋のお店』などと言われた時にも、場所を思い浮かべやすいかもしれませんね。
-岡山の地名一覧へ戻る-
関連リンク
写真:柳川筋周辺
写真:Googleマップ