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地名の由来:徳富

地名の由来


 瀬戸PAの東側、小野田川を挟んだ地区が赤磐市徳富です。

 江戸時代まで長福寺村と名乗っていました。
 しかし1716年に徳川吉宗が江戸幕府の将軍に就任すると、その長男が長福丸(※後の家重)で名前が同じになってしまうのは恐れ多いので改名しようということになりました。

 その時に付けられたのが徳富です。
 由来については伝えられていませんが、好字を並べた瑞祥地名でしょう。
 
 名称変更の経緯から、吉宗の治世の繁栄を願ったという意味もあるのかもしれません。

備前化成


 徳富には備前化成という企業があります。

 サプリメントなどを手掛ける会社です。
 業界ではいち早く事業化していたパイオニア的な企業で、1975年にはビタミンEを摂取するためのビタポールEという製品を発売しています。

 同社の公式サイトによると、当時はビタミンEのカプセル剤は医薬品でしか無く、サプリメントである同商品は厚生省(当時)の認可が受けられなかったそうです。
 その為に農林水産省で調味用として認可を受けて発売したのだとか。

 老舗企業故に経験してきた珍しい体験です。
 (関連URL:備前化成公式サイト


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関連リンク

写真:徳富の風景
写真提供:Googleマップ

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