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地名の由来:田井
地名の由来
玉野市田井は玉野市街地の北部に位置し、住宅や商店の立ち並ぶエリアです。
「田井」は全国各地で見られる地名です。
平(たいら)が転じて平地の地名に用いられる事例などが知られますが、玉野市田井には別の由来も知られています。
かつて田井の辺りには児島屯倉の田部がいました。
屯倉はヤマト王権の直轄地で、田部はそこにおいて耕作をする人々の事です。
この田部が転じて田井となったとする説です。
孫座古墳
田井に玉野市の史跡に指定されている孫座古墳があります。
直径約12mの円墳で、横穴式石室を有しています。
この古墳に葬られているのが、前述の屯倉の役人か田部の代表者のような身分の人ではないかと見られています。
規模は余り大きなものではありませんが、埋立地の多い玉野市には数少ない古墳の一つです。市の史跡に指定されているのもその事が影響しているようです。
関連リンク:備前田井駅(駅名になった地名の由来)
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関連リンク
写真:田井の風景
写真撮影:岡山の街角から