地名の由来
岡山市東区宗堂は、かつて磐梨郡の郡衙(古代の律令制度の役所)が置かれた場所と伝えられています。
宗堂という地名もそのことに関係しています。
宗堂は総社の事を指しており、磐梨郡内の祭神を合祀した総社が宗堂の辺りにあった事から生じた地名であると考えられています。
尚、磐梨の郡衙の位置については確定しておらず、他の場所とする説もあります。
宗堂桜
宗堂は宗堂桜という珍しい桜が咲くことで知られています。
花自体は小ぶりなのですが、60枚ある花弁の内の20枚が反転しており、開ききらないまま咲く為、ソメイヨシノと比べてふっくらと膨らんで見えるのが特徴です。
宗堂桜が咲く場所にはかつて妙泉寺という寺院がありました。
この寺院が宗教弾圧を受け、住職が毒殺されるという事件が起こっています。
宗堂桜はその住職の死を悼んで、花を開き切らなくなったと伝えられています。
関連リンク:宗堂桜についての解説ページ