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御舟入の番所の門

地名の由来:御舟入町

御舟入町の読み方、地名の由来


 岡山市北区御舟入町は岡山城から旭川沿いに南へ約3.5㎞の場所に位置する小さな地区です。
 読み方は「オフナイリチョウ」です。
 市街地周辺では「町」の読み方の「チョウ」と「マチ」が入り混じるので間違えないように注意が必要です。

 かつて岡山藩の船を置いておく舟入が置かれており、その事から御舟入町の地名が生じました。藩の船なのでただの舟入ではなく、御舟入なのです。
 最盛期には大小230もの船が係留されていたそうで、往時は船が行き来する賑やかな場所だったのでしょう。

舟入跡は今


 当時の舟入の場所は、現在岡山製紙の所有になっています。
 製紙工場を作る際に舟入跡も含めて同社が取得しており、その場を荷揚げ場として利用していました。
 その際に舟入の一部は失われてしまいましたが、船溜まりや水路、船番所の表門などは今も残されています。(ページ冒頭の門の写真が表門)

 ただし現在は一般公開はなされていません。
 門と塀の向こうに僅かに建物が残されている事が分かる程度です。

塀の向こうに見える建築物
(塀の向こうに見える建築物)

 前述の通り民間企業が保有している場所なので、今後の公開に関しても難しいかもしれません。
 ただし近年になりGoogleマップの航空写真や、3D表示がなされるようになり上空からではありますがその様子を確認できるようになりました。


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写真:舟入の表門、塀越しに見える建造物
写真撮影:岡山の街角から

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