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地名の由来:沼
地名の由来
岡山市東区沼は東区の東部に位置する地区です。
地区内を通る国道250道沿いに多少のお店が見られますが、全体的には田畑の占める割合の多い農業が盛んな地区です。
地名は地区の東側を抜ける砂川にあります。
反乱により周辺に沼地が生じており、その事から沼の地名が生まれました。治水の発達した現在ではそのような風景は名残さえも感じら れません。
沼城と宇喜多直家
沼地区の文化財 として亀山城があります。
沼城の愛称でも知られ、後に岡山藩主となる宇喜多直家が長く居城していたことでも知られます。
築城は天文年間(1532~1555年)に備 前国を拠点とした戦国大名の浦上宗景の配下である中山勝政が築城しました。
後に宇喜多直家により殺害されますが、勝政の娘が直家の正室であるとされる事から義父を殺害したという直家の梟雄の逸話の一つとし て語られる事も少なくありません。
ただしこの件については諸説あり、そもそも直家の正室が勝政の娘である事も一次資料に欠くような状況です。昨今では殺害に関しても 直家の謀略ではなく、備前全体を支配しようとしていた主君の浦上氏にとって邪魔になったためとも考えられています。




