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地名の由来:奴久谷
地名の由来
和気町の奴久谷(ぬくたに)は、岡山県和気郡和気町の中にある地域の一つです。
住所で言えば吉田に含まれており、山あいに位置する自然豊かな集落です。和気町の南東部にあたります。
地名としては奴久谷の滝や、国の史跡に指定されている津田永忠の墓所の所在地としてよく知られています。
地名は地形によるものです。
奴久谷は東、西、北の三方を山に囲まれた谷になっており、その中は日当たりのいい暖かい空間になっています。
地名はこれに由来し、「温い谷」が転じて奴久谷となったと考えられています。
津田永忠とは?
奴久谷の墓地に眠る津田永忠は、岡山藩の池田光政と綱政に従った土木のプロです。手掛けた事業は数知れず、しかも完璧な工事ゆえに現在まで現役で使用されている物も少なくありません。
永忠と奴久谷の出会いは光政の指示で行われた池田家の墓所探しの際だったようです。
最終的に和意谷が選ばれる行程で、一行が一泊したのが吉田の奴久谷でした。
この地が候補地に加えられていたのかは不明ですが、一泊する内に気に入って自分達の墓所として考えるようになったのかもしれません。
ちなみにこの時の池田家墓所の候補地の一つが閑谷学校の校地になりました。

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写真:奴久谷
写真提供:Googleマップ