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地名の由来:七日市東町、西町

地名の由来


 岡山市北区に七日市東町、西町という地区があります。

 これらは元々は二日市に含まれていました。
 後に独立して新しい村を成立させました。

 二日市の地名は毎月2のつく日(2,12,22日)に市を開いた(三斎市)ことに由来しますが、七日市が成立する頃には7のつく日(7,17,27日)にも市を開く六斎市になっていました。
 そこで新しい村の方では七日市と名乗りました。

 後に行われた町区改訂の際に七日市の一部を別の地区に分け、残りは東西に分けて現在のような七日市東町と七日市西町が成立しました。

六斎市とは


 六斎市についてもう少し詳しく解説します。

 前述の通り月に6日開催される市の事を六斎市と呼びます。
 起源を辿ると先に月に三度行われる三斎市があり、それが発展して月に六度に増えた状態が六斎市です。
 今回紹介した七日位置の場合は、元々は2のつく日に行われていた三斎市が発展し、7のつく日にも行われるようになって六斎市になりました。

 六斎日の呼び方は仏教の思想に由来します。
 かつて仏教には月の前半と後半に3日ずつ殺生などを避けて心身ともに清潔を保って過ごす日がありました。
 これがちょうど月に6日、月の前半と後半で3日ずつ開催される定期市と重ねられて六斎市と呼ばれるようになりました。


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写真:七日市西町周辺
写真提供:Googleマップ

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