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地名の由来:永井
地名の由来
永井は玉野市と倉敷市の市境に位置する地区です。
元々は隣接する倉敷市白尾地区と一つの地区を形成していましたが、1954年に白尾地区は永井以外が琴浦町(現・倉敷市)に編入されました。
地名は地区内に名水で知られる井戸があったことです。
古くは長井の漢字も用いられていたそうです。
飛び地? 児島八十八ヶ所 70番札所
永井地区の北部に児島八十八ヶ所の霊場の一つ、70番札所の蔵泉寺があります。
しかしこの札所にはおかしな点があります。
手前の69番札所は玉野市八浜町大崎、そして次の71番札所は玉野市大藪です。
八十八ヶ所巡礼は次々に巡礼出来るように並んでいるはずが、これでは大回りになってしまします。
実は70番札所の蔵泉寺は当初は八浜町八浜に置かれていました。
この順番ならスムーズに巡礼出来ます。
しかし途中で蔵泉寺は永井に札所の権利を売却しました。
その為に70番が順路から大きく外れた場所に位置することになったのです。