地名の由来
岡山市北区建部町宮地(みやじ)の地名は、地区内にある宮地神社に由来します。
しかし神社の名前が地名になった訳ではありません。
宮道神社は1869年まで幡神社と呼ばれていました。
地名の宮地は同地区が幡神社の社領だった事から付けられたものです。後に神社の方が地名に合わせて宮地神社へ改称されました。
神社から地名が生まれ、地名に合わせる為に神社が改名する。なかなか面白い成り立ちだと思いませんか?
元々は建部町の大字でしたが、岡山市と合併する際に旧町名を冠した建部町宮地に改称されました。
社領とは?
社領とは神社の管理する領地です。
寺にも同様の領地が与えられており、その場合は寺領と呼びます。
神社は社領を運営することで神社の維持費などを得ました。
社領は時代を追うごとに弱体化されており、最終的に戦後の進駐軍による農地改革で解体されました。