TOP>備前県民局エリアの地名の由来>岡山市の区名
地名の由来:岡山市の区名
選定方法
岡山市の区は四区あり、全てが方角を意味する名称になっています。
これはどのようにして決められたのでしょう?
まず市民に限らず県外の方も応募できる形で、区名の候補を募りました。
この時、区になるそれぞれの地域に不公平にならないように下記のような制限が加えられました。
・地域内の特定の地名(例:旧市町村名や、大字になっている地名など)
・中央区(響きから、他の区より重要な区のように聞こえる為)
そして応募された中の上位を選出し、市民調査を行いました。
この結果、現在の北、南、中、東の区名が他の 候補よりも圧倒的な支持を得ていた為、そのまま区名が確定しました。
他の候補
ちなみに選ばれはしなかったものの、人気を集めていた他の区名候補もご紹介します。(それぞれ人気1位は現在の区名です)
・北区の候補(以下、人気順)
桃太郎区、緑区、 旭区、岡北区、旭川区
・中区の候補
さくら区、操山区、旭区、 城東区
・東区の候補
城東区、岡東区、吉井区、吉井川区
・南区の候補
岡南区、港区、児島区、西区
区名を考える
色々な候補の中から方角区名が人気を博したのは、生真面目な岡山県民らしい気がしますね。選ばれなかった候補を見ても、北区で2位だった桃太郎区がユニークなくらいで奇抜なものはありません。
候補はランキングの2位以下に当たりますが、どの候補も1位との差は最低でも5,000票以上は離れており、惜しくも選ばれなかったというわけではありません。
区名がシンプルすぎると揶揄される事も少なくありませんが、どれもそれぞれの住民から高い支持を受けて選ばれた区名です。
ただし旧市町村名が使えれば、東区は西大寺区に なっていたのではないかという予想をされている方も少なくなかったですし、区の数が4つ以上に分散されていれば、選ばれ方も違ってきたでしょう。
決められた枠組みの中でなら方角で良い…といった意見で現在の選ばれたという見方も出来るのかもしれません。