あくら通りの地名の由来
岡山市北区の市道『東島田内山下線』には、『あくら通り』という愛称があります。
岡山市で『あくら』といえば南区飽浦(あくら)が思い浮かびますが、市街地の市道との関係が見えてきません。
そこで調べてみると、飽浦とは関係が無く『あくらの木』がある事が由来という事が判りました。
なるほど、あくらの木が植えられている事に由来するのですね。
……ん?
あくらの木って何ぞ?
追跡調査!あくらの木とは!?
あくらの木をWikipediaで調べてみても、ヒット無しです。
実は『あくら』というのは、岡山市の市の木にも指定されている『クロガネモチ』の、ローカルな呼称です。
なのであくら通りというのは、クロガネモチが多く植えられている通りという意味があるのだとか。
大気汚染にも強く、都市の街路樹に使われることが多い強い木だそうです。
通りと筋
岡山市街地にはあくら通りの他にも道の愛称がありますが、実は規則性があります。
あくら通りのように『通り』がつけられた道は東西に伸びている道で、道の方向が南北に伸びている場合は、『筋』(すじ)という表現が用いられています。