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地名の由来:柳井原
地名の由来
倉敷市の船穂地域に柳井原という地名があります。
文字だけを見ると、柳の多い原っぱとなりますが、柳と地名は関係ありません。
柳井原の地名の元になったのは【梁場(やなば)】 という言葉です。
これは川に梁という仕掛けを設置する漁法が行われる場所を指しており、実際に柳井原の辺りではこの漁法が盛んに行わ れていたそうです。
柳井原という地名は、この梁場が転じて生まれた地名です。
梁漁とは
梁漁は前述の通り梁と呼ばれる仕掛けを使った漁法です。
川の中に設置される板のような仕掛けの事です。
板の一方は魚が入り込んでくるように水に沈む高さにしておきます。
これにより川を泳ぐ魚が梁に入り込んできますが、反対側を高くすることで、梁に入り込んできた魚は水上に打ち上げられます。
この魚を獲る漁法が梁漁です。

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関連リンク
写真:船穂町柳井原
写真提供:Googleマップ