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地名の由来:真備町上二万、下二万
地名の由来
倉敷市の真備町に上二万(カミニマ)と下二万(シモニマ)という地名があります。
これらは元々は一つだったニマという地名が2つに別れた地名です。
ではニマとは何でしょう?
これは古代に存在した迩摩(ニマ)郷に由来し ています。
かつて斉明天皇が朝鮮への出兵を決めた際に、真備町周辺から 二万の兵士を集めさせたという伝説が残されています。
迩摩(二万)というのはその伝説に由来した地名です。
…が、これは後世に作られた語呂合わせだと言われています。
迩は鉄などを意味する丹の意味で、周辺が鉱山 で栄えていた事に由来する地名ではないかと考えられています。
兵士のその後
さて真備町で集められた兵士はどうなったのでしょう。
朝鮮で勇猛に戦った…のかと思いきや、斉明天皇は戦いを前に崩御しました。
その為、朝鮮への出兵はいったん休止となり、兵士たちはそのまま引き返していったのだそうです。