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地名の由来:黒髪山
地名の由来
黒髪山は新見市に有る標高647mの山です。
山に木々が繁っている様子を黒い色で表現した地 名です。
実は黒髪山という名称には元になった地名があります。
黒髪山は中国の長安にある山の名称でもありま す。
黒々と木の繁る様子が長安のそれに似ているので、空海がこの地に伽藍を建立するに当たり『黒髪山 青竜寺』としたのです。
色と地名
地名の中には色が含まれる地名は数多くあります。
しかしそれらの中には、現在の感覚では色と実際の風景が合致しないように思われる色 も少なくありません。
実は昔の日本は現在のように、色を表現する言葉は多くありませんでした。
黒髪山は木々が茂っている様子を黒々と茂っていると表現しましたが、現在でも木々は青々という表現をします。
言うまでもなく木々が茂っている様子は色で言えば緑です。
しかし昔は青という言葉が緑の表現も兼ねていました。
信号機の緑っぽい色を青と表現する事も同様の理由です。

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関連リンク
写真:上空から見た黒髪山
写真提供:Googleマップ