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地名の由来:北木島
地名の由来
北木島は笠岡諸島最大の島です。
島の名前は、古い地名が転じたものと考えられています。
古い文献において北木島は『柴ノ島』などと記されており、柴 という文字が『北』と『木』の二つに分けられて出来たのが、現在の北木島の地名という説です。
『きたき』と呼ばれる事もありますが、正式な 地名は『きたぎ』です。
島内で伝統的に行われている『流し雛』(上の 写真が実際の風景)は笠岡市の重要無形文化財となっています。
北木石の産地
笠岡諸島で最大といっても面積は7.6平方キロメートルくらいなので、実際にはさほど大きな島では有りません。
しかし島には大きな産業があり、人口も千人を超えています。
島内で産出される良質の花崗岩は『北木石』と 呼ばれる一流のブランドです。
大阪城の石垣、靖国神社の大鳥居、東京の日本橋といった建造物や、吉田 茂や江戸川乱歩など著名人の墓石としても使用されています。
(写真は日本橋)
現在も採石が続けられ、島の大きな産業になっています。