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地名の由来:葛島
葛の島の地名の由来
倉敷市の通生沖に、葛島(かつらじま)と呼ば れる無人島があります。
島内には植物がよく茂っているのですが、地名もそのことに由来します。
葛(かずら)はつるを伸ばして他の植物や岩肌などにまとわりつきながら育っていくつる植物の総称です。
葛島は島中を『クズ』と呼ばれるつる植物に覆われています。
そのことから、葛島と呼ばれるようになったそうです。
つるはなぜ絡む?
ところでつる植物はなぜ他の植物や斜面などに絡みついていくのでしょう。
植物はより効率的に光合成を行うために、大きく育とうとします。
大木であればしっかりとした幹を持ち、上へ上へと育つのですが、つる植物は自分を強くすることではなく、大きな植物に便乗する事でそれを実現したのです。
自分は太く逞しい幹を持つのではなく、それを持つ植物に絡みつくことで、より効率的な光合成を行える場所まで登っていくのです。
