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地名の由来:石蟹
地名の由来
新見市の難読地名、石蟹。
読み方は【イシガ】です。
地名は周辺が石灰の産地である事と、沢蟹が多く生息していた 事に由来するといわれていますが、実は面白い説がもう一つあります。
温羅伝説で知られる吉備津彦の伝説に由来するという説です。
かつて石蟹の地は蟹 梟師(かに たける)と呼ばれる集団が住み着き、悪事を働いていたと言われています。
それを吉備津彦が討伐しました。
そして蟹梟師が石窟に居城を構えていた事か ら、吉備津彦命がこの地を石蟹と名付けた…という説です。
ちなみに石蟹というカニの種類が実在します。
石蟹山城跡
石蟹の山にはかつて石蟹氏が作った、石蟹山城がありました。
現在は堀切や列石などが遺されており、木々が茂っている合間に城があった頃の面影を見つけることが出来ます。
石蟹山城は宇喜多直家に落とされました。
その後、宇喜多家と三村家の直接対決の契機となる植木秀長の佐井田城攻略のための案内役をさせられたと伝えられています。