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地名の由来:茶屋町
地名の由来
倉敷市の茶屋町は、岡山市と倉敷市の市街地の中間の辺りに位置し、それぞれのベッドタウンとして賑わう 地区です。
快速電車を使えば、岡山駅まで十数分、バスを使えば倉敷の中心部まで行くのにも十数分程度という好立地です。
更に茶屋町駅は四国方面へ向かう電車の停車駅でもあり、香川県も生活圏に含める事が出来ます。
現在の交通の要衝と言っても過言ではない場所です。
茶屋町という地名は昔から交通の要所であった為に、茶屋等の 様々な飲食業を初めとするサービス業が栄えて町になった事から生じました。
読み方の変遷
地名の読み方は『ちゃやまち』ですが、倉敷市 へ編入する前、独立した自治体だった頃は文字こそ同じ茶屋町ですが、読み方は『ちゃやちょう』でした。
中国地方では市町村として用いる場合は『ちょう』の読み方が一般的で、茶屋町もその慣例に倣った形の読み方にしていたのでしょう。
現在でも岡山県内の市町村の町は全て、チョウで統一されています。
しかし地元の方にはちゃやまちという読み方の方が親しまれて いたようで、駅名や倉敷市へ編入した後の名前は現在の通り『ちゃやまち』に統一されています。
茶屋町の歴史
茶屋町の辺りはかつて海でした。
古くは日本書紀にも登場しており、かの有名な源平の古戦場の舞台となった海も現在の茶屋町周辺だったと伝えられています。
周辺が干拓されたのは江戸時代の事です。
1707年に干拓が完成したので、比較的新しい町です。
茶屋町駅は下津井電鉄線への乗換駅でもあ りました。
下津井電鉄線の茶屋町駅~児島駅区間は下津井電鉄線の全線廃線に先駆けて廃線になりました。路線跡は自転車・歩行者道として整備されており、駅名を示す看板が設置されて当時の名残を残しています。
関連リンク:茶屋町駅の駅名の由来