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地名の由来:白楽町
地名の由来
倉敷市の市街地にある地名、「白楽(ばくろ)町」。
地名は伯楽という人物に由来します。
伯楽は『伯楽の一顧』という故事でも知られる 馬の鑑定の名人です。
故事の伯楽の一顧は、偉い人から重用されるような意味合いの言葉で、伯楽が興味を示した馬は優れていることが多く、高値で取引され た事に由来します。
この事から牛馬を売る人の事をバクロウ(伯楽、博労)と呼ぶようになりました。
白楽町もかつては牛馬を売買する市場として賑わっていました。
そこから白楽(ばくろ)町となったのです。
白楽町と同じ地名
同じ読み方の地名で、東京の『馬喰町』があり ます。
徳川家康が関が原の戦いの際に厩を作り、この地へたくさんの馬の鑑定士を置いていた事から生じたので、倉敷市の白楽町と由来は同じ です。
横浜市にも白楽という地名があり、こちらはハ クラクと読みますが、やはり同様の由来から生まれた地名です。
伯楽という言葉が転じて『ばくろう』と読まれるのは先述の通りで、この漢字には『伯楽』、『博労』、『馬喰』という言葉が当てはめ られます。
そしてこれらの地名がある場所は、馬を売買する市が立った場所であったり、馬の管理をする人々が暮らしていた場所で あった事に由来します。