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地名の由来:神奈川
神奈川の地名の由来
神奈川の地名は文字通り川の名前から成立した地名ですが、元となった川の名称には諸説あります。
今回は有力と思われる2つの川を紹介します。
・金川説
まず金川(かながわ)からとする説です。
関東ローム層に含まれる鉄分が流れ出し、川を銅のような色に染めたことから金川という地名が生まれたという考え方です。
・上無川説
もう一つは上無川(かみなしがわ)から来たとする説です。
上無は水源がわからないという意味で、それが転じてカナガワとなったとする考え方です。無という字が入るのが縁起が悪いという理由で変えたというのなら、解明の経緯も分かりやすいです。
この他にも神話に関する説、朝鮮半島出身の人が多く住んでいた事からついた韓川という川の名前が転じたとする説などがあります。
神奈川の漢字はなぜ?
上記のように川の名前から生まれたと考えられている神奈川の地名ですが、どの説を採ったとしても神奈川という漢字ではありません。
神奈川という漢字を当てたのは鎌倉幕府を開いた源 頼朝だと言われています。
彼は神奈川の景色の美しさを讃え、次のように提案しました。
「神大いに示すの地、よって神大いに示すと書き、字を神奈川となすべし※」(横浜市HPより引用)
こうして神奈川という地名が現在の形になったそうです。
※大示の2文字を上下に並べると奈になる