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地名の由来:鹿児島
鹿児島の地名の由来
鹿児島県の地名にはいろいろな説があります。
どれも有力説という程ではないようですが、いくつか紹介していきましょう。
まずは桜島を由来とする説を2つ。
・カゴは崖を意味する言葉で、四方を崖に囲まれた桜島の古い呼び方だとする説
・桜島の火山の硫黄の匂いから、嗅ぐが転じたとする説
他に文字自体がそのまま由来とする説もあります。
・鹿が多く生息していた為、皇室が鹿の子を狩る為の御猟場にしていたという説
白黒論争
鹿児島といえば、黒豚の産地として有名です。
古くから盛んな産業で、戦国時代には食料として生きたままの豚を連れて行くほどだったと伝えられています。
そんな鹿児島で起こったのが白黒論争です。
1970年代に入り、世間では白豚の飼育が盛んになっていきました。
黒豚と比べると生育が早く、繁殖も容易な白豚のほうが効率が良いのです。
鹿児島でも黒豚のまま続けていくのか、白豚を導入していくのかで議論が行われたのです。
結果的に白豚を導入しつつ黒豚も残していくという結論で落ち着きました。
それでもバブル期に入り黒豚のブームが巻き起こるまでの期間は、鹿児島県内でも白豚が大勢を占める状況が続いたそうです。