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地名の由来:岐阜

岐阜の地名の由来

 岐阜の地名は織田信長が付けたと言われています。
 織田信長が天下統一のための拠点として城を構えた岐阜城(稲葉城)の城下町につけたのが地名としての岐阜の始まりです。

 改名に際し、禅僧に相談したところ周辺の雅号として用いられていた岐山、岐陽、岐阜の三つの呼称が紹介されました。
 その中から選んで岐阜の地名が生まれたのです。

 【岐】の文字は周の時代に都が置かれ、長く繁栄した事から縁起の良い文字として、【阜】の文字は孔子の生誕地である曲阜にちなんでおり、学問が盛んな地になるようにとの信長の願いが込められています。


旧地名と岐阜の本来の意味


 岐阜と改名される以前の岐阜は井ノ口と呼ばれていました。
 また当時の城の名前は稲葉城でした。
 どちらも信長によって改名されています。

 禅僧の間で用いられていた岐陽、岐阜という呼び方には、先述のような後付の由来以外に、地形に由来する意味が込められています。

 まず陽の文字には山の南側、川の北側という意味があります。
 山陽地方の陽は前者の意味ですが、岐阜の場合は後者の意味のようです。

 という文字は分かれ道を岐路と呼ぶように、枝分かれした道を指します。
 枝分かれしているのは木曽三川と呼ばれる木曽川、長良川、揖斐川の事です。

 要するに木曽三川の北側に位置する土地である事から岐陽です。

 の文字には丘陵地の意味があります。
 なので、岐阜というのは木曽三川の近くの丘陵地という地形由来の呼び方と見ることも出来ます。


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写真:岐阜県庁
写真提供:Googleマップ

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