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地名の由来:青森
青森の地名の由来
青森の地名は都道府県の中では新しいものです。
江戸時代の初めに弘前藩が青森市に港を築いたのが起源です。
青森に小高い丘があり、そこに青々とした松林がありました。
これが青森の由来です。青い(=松林)森で青森です。なので青森の青は実は緑を指しているのですね。
残念ながら由来になった松林は周辺の開発で失われ、現存しません。
港からもよく見え、ランドマークのような森林だったそうです。
前史・弘前県
廃藩置県後に最初から青森県という県があった訳ではありません。
青森県は当初は弘前県で、県庁も弘前に置かれました。
しかし県庁を青森に移すことになり、県の名称も青森県に変更されました。
この時点では青森よりも、弘前の方が都市の規模としては大きかったのですが、県全体のバランスを考えると青森市に県庁を置く方がバランスが良かった事や、港の発展が期待できる将来性が理由だと言われています。
都道府県ごとに差異はありますが、県庁をなるべ県域の中央におこうとする傾向は見られます。その考え方だと弘前市はやや西部に寄りすぎていると考えられたのでしょう。
弘前県時代には北海道の渡島半島の一部も県域に含まれていました。
しかし現在のように交通や通信の手段が良くなかった時代なので、海を挟んでのやり取りは難しく、県域から切り離されることになりました。