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地名の由来:秋田
秋田の地名の由来:その1・飽田
秋田県の地名には幾つかの説があります。
その中で有力と考えられているのは飽田と齶田(あぎた)の説です。
この他にも湧き水を意味するアイからアイタが転じたとも、諸説があります。
まず飽田は悪田から転じたものと考えられています。
土地が良くなかった事から、稲作に向かない土地という意味で悪田という地名が生まれ、それが飽田と転じたという説です。
さすがに悪という漢字を地名にするのは良くないと考えられたのでしょう。飽きた…と読める方が良いのかどうかは判りませんが。
秋田の地名の由来:その2・齶田
もう一つの説である齶田の齶は、顎を指します。
秋田県から海に突き出ている男鹿半島の辺りの海岸線の地形が、人の顎のように見えるということから生まれた地名です。
上の地図の辺りが、その半島部です。
…どうでしょう、顎のように見えますか?ちょっとしゃくれている感じでしょうか。
秋田の誕生
秋田自体は漢字自体に意味があるというより、上記のような説から生まれたアキタという地名に現在の漢字が当てはめられたという事のようです。
秋田と書かれるようになったのは8世紀中頃の天平年間の時代です。
明治時代までは周辺は久保田藩と呼ばれていました。
しかし廃藩置県直前の時期に伝統のある秋田の地名の方を藩の名前に改称し、そのまま秋田県となりました。