岡山天満屋6年振り大改装 上質感高める(https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190831-00000516-san-l33)
岡山県の地場の百貨店である天満屋の本店、岡山店で6年ぶりの大改装が行われたというニュースがありました。
2019年8月30日の記事です。
向かいに出来たザ・コートヤード表町へ時計売り場を移転したので、それに伴うリニューアルのようです。
一番の話題は「M・A・C」「ドゥ・ラ・メール」「ジョー マローン ロンドン」などのブランドを招いた化粧品売り場の拡張です。
4階では紳士用の化粧品売り場も新設されました。
時計売り場でも高級ブランドを取り扱っており、高級化路線まっしぐらといったところでしょうか。
M・A・Cは幅広い年代のイメージがありますが、ドゥ・ラ・メールやジョーマローンロンドン辺りは40代以上が主客層な印象です。
2014年に出来たイオンモール岡山に若い客層は取られてしますし、そもそも若い世代には百貨店で買い物をする習慣が余りないのも事実です。
そこでターゲットは百貨店での買い物もして、お財布にも余裕のある年代…という事でしょうか。
ちなみにネットでの反応は主に下記のような辛辣な意見もありました。
・人の流れが駅前に移ってしまっていて、難しいのではないか
表町方面に人が来なくなっている(駅前で買い物などの用事が済む)のは、個人的にも感じます。
昔は平日でも表町商店街は人を避けながら歩いていたのが、今では本当に人が少ないです。
表町の衰退が先なのか、天満屋の集客力の低下が先は判りませんが、市民会館などの表町の再開発計画があるので、まだ期待できる要素もあります。
・改装も良いが、建物自体が古い
これはもう…実際に建物が古いので仕方がないと思いますが、段差、階段、そして天井の低さなどが指摘されています。
改装程度の工事では対応しきれない部分はどうしてもあるので、大幅な改築工事か新館の建設をするしかありません。
以前に駅前の辺りに土地を確保して岡山店自体の移転を行う…そんな噂話が流れた事がありましたが、立地の事などを考えると、あながち根拠のないただの噂話ではなかったのかもしれません。
ただし、百貨店を作る程の土地が駅前に残っているのか…?というと、難しいかもしれませんが。
・ブランドの選び方がおかしい
ヤフーニュースのコメント欄で幾つか散見したのが、ブランド選びについてでした。
ネットニュースに書き込みをする年齢層なので、もしかすると天満屋のターゲット層よりやや若く、その為に天満屋のテナントに疑問を持っているという点はあるのかもしれません。
一方で地場企業への応援の声も少なくありません。
私自身もイオンやイコットニコットなどで駅前が賑わうのは大歓迎ですが、やはり地元企業である天満屋の活躍、躍進も同じくらい願っています。
今後とも魅力的な店づくりに期待したいですね!