香典返し代わりの寄付 16万円紛失
情報源: 香典返し代わりの寄付 16万円紛失 問題究明へ百条委、岡山・鏡野町議会
鏡野町からこんなニュースが。
事件の概要
・香典返し代わりの寄付 16万円紛失
よく葬儀の会葬御礼の葉書の末尾に書いてある、香典返しは社会福祉への寄付に代えさせて頂きますというあの寄付金が紛失したのだそうです。
2012年の2~4月の期間で、合計16万円。
泥棒に入られたのか、職員などの関係者が手を出したのか…、結局判らないまま7年が経過してしまいました。
この件に関して時効が迫っていることから、今回は百条委員会の設置となりました。
年月が過ぎているので自首や告発以外で真相が明らかになるも思えませんが、町役場としてはすべき事をしたという体裁を整えたい気持ちもあるのではないでしょうか。
香典返し代わりの寄付金って?
香典代わりの寄付金とは何ぞや?という方もおられるでしょう。
特にご葬儀を出したことが無い方には判りづらいかも知れませんね。
通常、お香典を貰った方には、仏式なら49日法要が終わった後にお香典の4割くらいの金額でお返しをします。
たとえば1万円を頂いた方なら4千円前後の商品を贈るのですが、中には一千~数千円といった小額のお香典の方もおられます。
そういった方にまで小額のお返しをするのは負担になるだけですし、送った側もお返しは望んではいないでしょう。
そこで会葬時に渡すお礼の葉書に「香典返しは社会福祉への寄付に代えさせて頂きます」といった言葉を添えることで、一部の人へのお香典のお返しをしないことを伝えています。
実際に社会福祉への寄付をしないといけないというものでもないのですが、葬儀後に幾許かの金額を市町村役場へ寄付しに行きます。
鏡野町で紛失したのはこのお金です。
百条委員会の調査に期待したいですね。