【玉野市】十禅寺山・日吉神社を5年ぶりに訪問|イノシシ被害と進む荒廃の現状

西の由加、東の山王と称された日吉神社は今
先日の記事で投稿した玉野市の「なめらすじ」の場所についての記事ですが、その時に少しだけ足を延ばして日吉神社にもお参りしてきました。
十禅寺山の山中にあり、かつては玉野市内に限らず岡山市南区などからも参拝者の訪れる大きな神社でした。
しかしいつしか寂れ、特に近くまで車で来られないアクセスの悪さも災いしてか、現在では伸び放題になった竹林の中にひっそりと佇む、知る人ぞ知るスポットになってしまいました。

前に訪れたのが2021年の事でした。
ちょうど流行り病の事で、あまり人の多い所に出向かないように…といった世相があり、山の中のここなら文句を言われる事もないだろうと訪れたのでした。
その時に神社のお世話をしている夫婦に出会い、とても楽しい時間を過ごしました。
約5年ぶりに訪れた神社は…、随分と荒れたなというのが率直な感想です。
前回の訪問時にもイノシシが出没し、玉垣などを倒してしまうという話を聞いていましたが、それが更に悪化した印象です。

りっぱな玉垣が並びますが、このまま放置され続ければやがて全て倒されてしまうような日も来るかもしれません。
この神社については本当に惜しいなと思っていますが、やはりアクセスの悪さから観光地としての再興などは難しそうです。

このような状況です。
玉野市のイノシシ対策も色々と講じられていますが、実際のところ有効な手立てになっている対策があるとは言いづらい雰囲気です。
かつては門前町が形成されているほどの繁栄といわれていますが、もはやそれも信じられないような風景です。

拝殿です。
参道の辺りと比べると、きちんと管理されているのが分かります。
前回のご夫婦にはお会いできませんでしたが、恐らく元気にここの手入れを行ってくれているのでしょう。

此方が拝殿です。
この辺りは割ときれいな状態が保たれています。
拝殿の大きさと比べるとやや小ぶりにも感じますが、それでも優美なデザインと幣殿の部分もしっかり作り込まれています。
ご利益は害虫除けで、その事から農家の人が多く訪れたと言われています。
その繁栄ぶりを示すのが西の由加、東の山王(※日吉神社の事)という呼び方です。
倉敷市の由加山(蓮台寺、由加神社本宮)と並び称されるほどの規模だったというのです。

参道の途中に大きな灯篭があります。
今は鬱蒼と周囲を木々に囲まれていますが、かつては周辺を見張らせる開けた場所で、この灯篭の明かりが見える範囲が崇敬し、お参りに来るエリアだったと言われています。
十禅寺山はかつては景勝地として知られるスポットでした。
しかしかつての展望エリアの多くは、この灯篭周辺のように鬱蒼とした木々により、その景観を失ってしまいした。
現在訪れるのは、トレッキングを楽しみに訪れる人や、ごくわずかに私のように日吉神社を目的地とした者ばかりです。
今となっては瀬戸大橋の見えない瀬戸内海に対する観光需要は大きく低下してしまっているのでしょうが、何とか市の力が入ればなぁと寂しく思うのでした。
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岡山生まれ、在住歴=人生。興味がある場所は歩いて見に行く「まち歩き」実践者。 郷土史だけでなく、地域グルメの歴史や廃線跡などの隠れた観光スポットを特に深掘りして発信。現在から過去まで網羅する岡山の情報サイト。 サイト開始:2002年~。25年以上の運営実績。












