【総社】参道の入り口に佇む崩壊寸前のお堂|街歩きで見つけた、失われゆく地域の記憶

参道の入り口で出会った、崩れゆく歴史の断片
総社市地頭片山の辺りを散策していた際に、高宮神社にお参りしようとしたところ参道のすぐ手前にお堂がありました。
ついでに参っておくか…と歩みを進めましたが、近づくにつれそれが既に廃墟化している事が分かってきました。

離れて見ると、まだ古い程度かな…と思ったのですが、こうして目の前に来ると明らかに傷んでいるのが分かります。
正面は元々開いたままだったのか、それとも戸があったのが朽ちて失われたのか。
それは不明ですが、風雨に晒された床に枯葉などが積もっているのが分かります。

中を覗いてみると、もっとひどい状態であることが分かります。
屋根もところどころ穴が開き、壁もかなり失われています。
もはや倒壊寸前…。管理者や総社市が周辺に立ち入り禁止の措置を取っていない方が不思議なくらいです。
隣にある高宮神社の旧称が高宮大明神なので、神仏分離の際に分けられた仏の部分なのかもしれません
段々とこういう建物を支えてきた世代がいなくなり、放置されていっています。残念ながら、街歩きをしているともはや「よくある風景」でしかありません。

昔とは違って共働きの家庭ばかりで、なかなか地区の行事に参加する時間が取れないという家も多いでしょう。
60代になっても嘱託やバイトで働き続ける人も多く、こういった施設を守っていく余裕がある人もいなくなってきているのかもしれません。
そして日本人の無宗教化。
様々な要因は考えられますが、間違いないのはこうして失われた施設を再び元に戻せるケースは非常に稀な事です。
地区として何を守り、何を諦めるのか。それは考えてみてほしいなと思うのでした。
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岡山生まれ、在住歴=人生。興味がある場所は歩いて見に行く「まち歩き」実践者。 郷土史だけでなく、地域グルメの歴史や廃線跡などの隠れた観光スポットを特に深掘りして発信。現在から過去まで網羅する岡山の情報サイト。 サイト開始:2002年~。25年以上の運営実績。











