【倉敷・船穂】神社の拝殿に眠る大砲の図|惣堂社で見つけた技術奉納と、戦争の残り香

拝殿のなかに見つけた、砲弾と信仰の交差点
少し前に倉敷市船穂町の「惣堂社」という神社を紹介しました。
住宅地の中にひっそりと佇む雰囲気の良い神社でした。

じつはこの時に拝殿の中で変わった物を見つけていました。
今回はそれを紹介していきます。

こちらです。
最初に見た時は大八車かと思っていたのですが、よく見るとこれは大砲なんですね。
簡単な設計図のようなものが書き添えられています。
こうしたものが奉納、飾られているのを見るのは初めてです。技術奉納と言われるものでしょうか。
物々しさを感じますが、日本を神の国として戦った当時の事を思えば、こうして神のご加護を得ようとすることは当然のことだったのかもしれません。神社の中には奉納されていても、戦争を思わせるものは棄却したりすることもあります。私が見た中では石碑にある戦争の文字を潰して見えなくしていたようなケースもあります。
もしかすると、こうした奉納自体は戦時中に盛んで、しかし多くのケースで戦後に取り払われて現存しない…というケースも考えられます。

もしくは、この神社の所在地が特別な場所だったという事が考えられます。
これも別の記事で紹介していますが、この地は戦時中の英雄として知られたラッパ手、白神源次郎の出身地です。
すぐそばに記念碑、そして墓があります。後に別人であったことが判明しますが、それでも白神人気は高く多くの人が訪れたと言います。
こうした場所だからこそ、完成した大砲の技術奉納をした…というのも、十分にあり得そうです。
今でこそ平和な時代を享受していますが、こうしたものに触れる事で、かつてのこの国の様子の残り香に触れることが出来ました。
神社と共に、この大砲の図が長く残り、平和への警鐘であり続けることを願います。
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岡山生まれ、在住歴=人生。興味がある場所は歩いて見に行く「まち歩き」実践者。 郷土史だけでなく、地域グルメの歴史や廃線跡などの隠れた観光スポットを特に深掘りして発信。現在から過去まで網羅する岡山の情報サイト。 サイト開始:2002年~。25年以上の運営実績。













