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【高梁】難読地名「福地(しろち)」の由来|洪水との闘いが刻んだ「福」の文字

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記憶を刻む地名、福地(しろち)|地名学の現場から

以前に別の話題で紹介した高梁市落合町福地。
福地と書いて「しろち」と読む、岡山県内でもかなり難読な地名として知られます。
難しいだけの地名なら幾つもありますが、福地に関しては「ふくち、だろうな」と思ったところに「しろちです」とカウンターパンチを食らうようなインパクトがあります。

この変わった地名は川の氾濫に苦しめられてきた歴史にあります。
川の氾濫でせっかく開発した土地がダメになってしまう…という事を繰り返すうちに地名である「白地」が、全てを真っ白に戻してしまうという意味で良くないのではないかと言われるようになりました。

そこで、従来の地名である「しろち」を守りながら、文字を好字である「福」に置き換えるという苦肉の策に出ました。
それが現在まで続く福地の地名になりました。


地区としては南側に大きな成羽川が流れます。
流路が福地の辺りで大きく曲がっており、その為に洪水が多かったのではないかと考えていました。

しかし実際に訪れて風景を見ていると、それは違うのだろうなと感じるようになりました。
上の写真が福地の実際に写真ですが、写真中央を流れているのが福地川です。
川としての規模は幅も水量もそれほど大きなものではありませんが、川と家々や道との高低差が少ない。これだと豪雨と呼ばれるような大水が来た時に、今でも水があふれるリスクがありそうです。


そういった土地柄からか、今でも福地は少し高くなっている個所に建てられた家々が目立ちます。
これもやはり、水害に悩まされてきた日々の記憶なのでしょう。

地名学は実際に訪れてみないと分からない…。
そんな事を再認識する行程となりました。




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こちらもお勧め  高梁市成羽美術館の館内を写真撮影してきたよ!

岡山生まれ、在住歴=人生。興味がある場所は歩いて見に行く「まち歩き」実践者。 郷土史だけでなく、地域グルメの歴史や廃線跡などの隠れた観光スポットを特に深掘りして発信。現在から過去まで網羅する岡山の情報サイト。 サイト開始:2002年~。25年以上の運営実績。

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