【井原】井原市立井原図書館|商店街の奥に佇む読書のオアシスと、平櫛田中の出世作『姉ごころ』

商店街に溶け込む知の拠点|井原市・井原市立井原図書館
井原市の商店街巡りをしていた時に見かけたのが、この建物。
井原市立井原図書館です。
名前からも分かる通り、井原市の中央図書館になると思います。
ただ第一印象としてはやや中心部から外れた場所にあるなというものでした。多くの図書館は市役所の近くか、商業施設などが立ち並ぶいわゆる中央市街地周辺に位置します。
もしかするとこの図書館が出来た頃はもっと商店が賑わっていて、井原市街地の賑わいの中心といえばここ!というスポットだったのかもしれません。もしくは小学校から近いので、子供が利用しやすいようにという配慮でしょうか。

建物はこのような感じ。
商店街に位置するので建物隣接の駐車場は狭いですが、徒歩2〜3分くらいの場所に第二駐車場も整備されています。
そちらも決して広いとは言えないものですが、人口を考えれば十分なのかもしれません。
建物からはふるさを感じますが、内部のレイアウトはわりと新しめ。
平積みなんかも駆使しながら、見るだけでも楽しい、昔の本屋のようなときめき感のある図書館です。
雑誌類も充実しているので、わりと若い世代でも楽しめそうな雰囲気はあります。
そんな図書館の入り口にこんな像があります。

井原市出身の名士にして稀代の彫刻家、平櫛田中の作品です。
タイトルは「姉ごころ」です。
年の離れた兄弟をあやす様子から、母心ならぬ姉ごころが伝わってきます。
元の素材は木ですが、それを忘れてしまうほど柔らかそうな肌の質感がさすが平櫛田中と唸らされるクオリティです。
第1回文展入選作品であり、平櫛田中の名が世間に認知されるようになったきっかけの一つで、出世作と言ってもいいでしょう。
残念ながら元の作品は東京国立近代美術館にあり、井原で見ることは叶いませんが、こうして街角で像が見られるのは、さすが井原市ですね。
ただ意外と市街地で見られる平櫛田中の作品は多くはありません。
権利関係など、諸問題もあるのかもしれませんが、道を歩けば平櫛田中の作品に出くわすというような、それくらいの数を市内に散りばめても面白いになーと思うのでした。
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岡山生まれ、在住歴=人生。興味がある場所は歩いて見に行く「まち歩き」実践者。 郷土史だけでなく、地域グルメの歴史や廃線跡などの隠れた観光スポットを特に深掘りして発信。現在から過去まで網羅する岡山の情報サイト。 サイト開始:2002年~。25年以上の運営実績。












