【昭和レトロ】苫田温泉・乃利武の「くい放題」広告|合併前夜の津高町と百万都市計画

1965年の岡山県の情報誌をめくっていると、苫田温泉・乃利武の広告を見つけました。
かつては岡山県定番の観光地、温泉旅館として知られたスポットですが、2013年に廃業しました。
廃業や廃業後の流れについては下記リンクをどうぞ。
ではまだ多くの人が訪れていた時代の広告をご覧ください。
凡そ現在の広告では見かけないような表現が登場します。
でもしずる感というか、食べ放題よりも食い放題の方がたくさん食べられそうでいいですね。
そして同時期に開催されている松茸狩り。
前者が10月1ぱい(原文ママ)で、後者は10月5日~25日となっています。恐らく多くの観光客でにぎわったことでしょう。
広告内にもある通り、車なら岡山駅から15分くらいの距離なので、岡山城や岡山後楽園といったスポットを楽しんだ後で宿泊を乃利武…といった選び方をされていたのではないでしょうか。
とは言うものの、最近の交通事情だと夜中や早朝のような混まない時間帯でない限り、15分は厳しいかもしれませんね。
住所もまだ津高町です。津高町が岡山市に編入するのは、この広告から6年後の1971年です。
1960年代前半の岡山県は、県南部の多くの市町村を統合する事により政令指定都市化を目指す「岡山県南百万都市建設計画」が進められていました。
しかし岡山市、倉敷市、児島市(当時)といった主だった都市が反対し、1964年には推進派だった県知事の三木行治が急逝。計画は頓挫してしまいました。
その後、岡山市は県主導ではなく市が独自に政令指定都市を目指す事になりました。1969年には西大寺市、1971年には津高町のほかに8つの町村が合併していますが、これはそれを受けての動きでした。昭和の時代としては1975年の藤田村との合併が最後で、その後2000年代前半の平成の大合併を経てようやく実現することになります。
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岡山生まれ、在住歴=人生。興味がある場所は歩いて見に行く「まち歩き」実践者。 郷土史だけでなく、地域グルメの歴史や廃線跡などの隠れた観光スポットを特に深掘りして発信。現在から過去まで網羅する岡山の情報サイト。 サイト開始:2002年~。25年以上の運営実績。














