【井原】新町商店街のレトロ看板|明治ビタ牛乳が語る「栄養」の時代

商店街に溶け込む「時代」の跡|井原市・明治牛乳販売店跡
井原市の新町商店街を散策している途中で見つけた、懐かしい作りの牛乳屋の跡の建物を紹介します。
レトロな建物が多く立ち並ぶ新町商店街ですが、その中でもひときわ目を引く立派な建物です。
パッと見はビル風の建物ですが、引き戸の感じからするとこれも看板建築なのでしょう。
明治牛乳の販売店だったようです。
現在のように物流が発達していなかった時代、牛乳を新鮮なまま運ぶのは簡単な事ではありませんでした。
そこで人々は現在のようにスーパーやコンビニではなく、牛乳屋に頼んで新鮮な牛乳を持ってきてもらっていたのです。
今でも古い家には牛乳を受け取る為の箱が設置されていますね。

これは以前に別の記事でも紹介した岡山市北区宿で見つけた平津牛乳の箱です。(関連リンク:平津牛乳について)
今でも頑張っている牛乳屋もある一方で、廃業が続いている牛乳屋。今回見つけた建物に関しても廃業してから随分と経過しているように見えました。
ところで看板に大きく「明治ビタ牛乳」の記載があります。
これは昭和29年から40年代まで販売されていた、ビタミンなどを増した牛乳の事です。初期のごく一時期だけビタ明治牛乳の名所イウでしたが、後に改称してビタ牛乳となりました。
牛乳が単なる飲み物ではなく、栄養補給の為に飲まれていたことを物語るエピソードです。
今とは重要性が違ったのですね。だからこそ多くの人々が牛乳の配達を求めていたのです。
左端の方に見える明治乳業の旧社章も、最近ではあまり見かけることがなくなってきたものです。
貴重な建物、長く残っていて欲しいですね。
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岡山生まれ、在住歴=人生。興味がある場所は歩いて見に行く「まち歩き」実践者。 郷土史だけでなく、地域グルメの歴史や廃線跡などの隠れた観光スポットを特に深掘りして発信。現在から過去まで網羅する岡山の情報サイト。 サイト開始:2002年~。25年以上の運営実績。













